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2006年9月 1日 (金)

知床の旅

今年の夏は世界遺産に登録されて未踏破の知床行だ。

訪れた第一印象はあれれ、見所は何なのかとの不安がよぎる。

自然遺産地屋久島の縄文杉のような売り物もないし白神山地のぶなの原生林があるわけでもない。

つまりどこに遺産があるの?ということ。そこで遅まきながらウイキペディアで調べた。それにはこうある。

「冬には世界で最も南端に接岸する流氷が訪れる。この流氷により大量のプランクトンが知床半島付近にもたらされ、サケなどの豊富な魚介類が生息する。サケは秋に知床の河川を遡上し、ヒグマオジロワシなどに捕食される。これらの動物の排泄物および死骸は、植物の栄養素として陸地に還元される。このような、海と陸との食物連鎖を見ることのできる貴重な自然環境が残る点が国際自然保護連合IUCN)に評価され、2005年に世界自然遺産の登録物件となった。」なるほど合点。知床5湖だって沼地に毛が生えた程度で神秘性はもう一つ、つまりビジュアルな観光名所としては実感がわかない世界遺産といえるのではないか。

 それよりも頭をよぎるのは知床半島に程近い網走刑務所のことだ。刑務所というより凶悪犯と政治犯が同居する強制収用所のイメージがいつまでも付いて回るのだが現在は懲役7年以下の比較的軽い刑の犯罪者が収監されているというのがバスガイドさんの解説。そして明治23年(1890)にこの刑務所が作られたそもそもの理由の中に旧ソ連の南下政策対策があったとははじめて聞いた。その防波堤としての役割があったのだという。

されば先ごろ起こった根室沖のカニ漁船銃撃・拿捕の事件が思い浮かぶ。日ソ不可侵条約を破って戦後のどさくさに北方4島を略奪し自分の領土だと居直り続けるロシアの破廉恥さにはあきれるが執拗にそれを突いて返せ、戻せといわない外務省にもあきれる。もしや明治政府のほうが先見の明があったのかもしれない。それにしてもここでも戦後はまだ終わっていないということか。

 翻って、ツアーの夕食オプションメニューとして毛ガニ姿盛一尾2,500円、三大ガニ(毛ガニ、ズワイガニ、タラバ足)舟盛6,000円とある。オプションのほうに力が入っているのか夕膳はいまひとつだ。

ツアー途中トイレ休憩のお土産屋では網走産本タラバ姿一尾8,500円(定価は9,800円だと)

同網走産毛ガニ3尾9,000円(通常14,400円だと)だ。

旅行会社とお土産屋がつるんでいるのは仕方がないとしてもそのべらぼうな値段には開いた口がふさがらない。現にオーツク海近くの一般の魚介類店ではカニなどお土産店の殆ど半値に近い。

それにしても日本人は何故こんなにカニにこだわるようになったのだろう。もっとも日本人だけでない。

大口の中国人が突然カニに目覚めたせいもあるらしい。

そんな高価なカニをほしいという消費者、獲れば儲かって生活が出来るという漁業者。

夕張メロンが一個1万円以上もするのに何のこだわりもなく買う人間がいることが不思議で仕方がない。

庶民の手に届かない高価なカニにしろメロンにしろいずれ消費者が賢くなれば栽培者はに跳ね返って商売上がったりの時代が来ると思うのだが。

 帰りがけに新千歳空港の三階にあるラーメン道場の一つに入って札幌ラーメンを

食べたがそのまずいことといったらありやしない。札幌ラーメンの名前が泣く。

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コメント

高くても買う人がいるから商売が成り立ってしまうんですね・・・

投稿 絵描こう会の一人 | 2007年6月 8日 (金) 23時33分

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